楽器史料

楽器史料

旋律鼓笛喇叭隊 バリトン喇叭

旋律鼓笛喇叭隊(後に旋律喇叭隊)は田辺吹奏楽器製作所の依頼により元海軍軍楽隊楽長の瀬戸口藤吉氏が考案した楽隊。満を持して昭和11年5月18日に発表されたが翌日の紙面は阿部定事件で持ちきりだった。2本ピストンのピストン喇叭、バリトン喇叭、(後...
楽器史料

海軍 バルブトロンボーン 日本管楽器製

皇紀2600年(昭和15年)に日本管楽器より海軍軍楽隊に納入されたトロンボーン。 民間のカタログに同モデルの記載はなく陸軍は4バルブの物を使用しているので、これも昭和11年頃に海軍がそれまで使用していたF.besson製を参考に特注したもの...
楽器史料

海軍 テナートロンボーン① 日本管楽器製

皇紀2602年(昭和17年)に日本管楽器から海軍軍楽隊へ納入されたトロンボーン。海軍では時化や戦闘により格納された楽器に損傷のない様、木でできたハードケースを使用していた。石突部にバネが入っており、床に押すだけで唾抜きが出来る。 元々はF....
楽器史料

幕末 国産フランス式信号喇叭

上は比較用のフランス製。下は幕末の国産品。幕末に西洋式の調練と共に信号喇叭も伝来した。風雲急を告げる時代、有事の際に一々輸入したのでは戦争はできないので国産品が作られる様になった。当時フランス、イギリス、オランダ、プロイセンなど様々な国を参...
楽器史料

陸軍軍楽隊

楽器史料

明治陸軍 国産歩兵喇叭 (フランス式)

明治5年に兵部省が陸軍省と海軍省に分かれた頃より陸軍では信号喇叭を国産化していた。上のラッパは比較用にフランス製、下のラッパは日本陸軍で使用された国産品。宮本と言う銅壺職人が主任として製造を任されており、宮本喇叭製作所から納入されていた。 ...
楽器史料

海軍 テナーサックス 日本管楽器製

昭和11年〜14年頃。日本管楽器製造所から海軍軍楽隊へ納入されたテナーサックス。明治3年の薩摩バンド発足より外国製の楽器を使用してきた軍楽隊であったが、昭和6年から始まる事変により楽器の輸入にも影響が出てきた為、昭和11年頃より軍楽器の国産...
楽器史料

江川楽器製作所 バルブトロンボーン

江川楽器製作所は江川仙太郎が明治25年頃(27年とも)に宮本喇叭製作所から独立して設立された。当初は信号喇叭や銀笛(フラジオレット)の製造、楽器修理をしていたが、明治30年代からピストン付きの管楽器を試作し始め、40年頃から販売していた。大...
楽器史料

民間信号喇叭

楽器史料

喇叭鼓隊用楽器

喇叭鼓隊用楽器、左から、大喇叭、中喇叭、小喇叭、長喇叭。 喇叭鼓隊は昭和2年に陸軍の大沼哲楽長補が考案した信号喇叭で編成する音楽隊。当時まだピストン付きの楽器が高価だったので安価な信号喇叭で音楽隊を作る事によって小中学校でのバンド活動を活発...