

皇紀2605年製のホルン。替管によりF-Es調。軍楽隊用に製造していたが終戦により納入されなかった物。ニッカン小史によると、18年の暮れから民間向けの製造は全く不可能となった。戦後とりあえず半製品を組立て銀座の店に出した。とある。


メーカーは不明だが元になったと思われるホルン(昭和13年撮影)。元々海軍で使用していた舶来のドラムロータリー式のホルンを昭和16年からニッカンでも製造し陸海両軍楽隊に納入していた。


昭和10年代は陸海軍共にホルンを殆ど使用しなくなる為、陸軍ではまだ写真を見つけられていない。